2023年12月1日金曜日

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

名作映画をちょっとした解説で紹介。『レナードの朝』『真実の瞬間』『ケープ・フィアー』『カジノ』『ザ・ファン』『ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ』ほか。

①『レナードの朝』(Awakenings)1990年

「実話には、本物の感動がある」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、ロビン・ウィリアムズ

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)医者が難病患者の回復に取り組むドラマ作。実話を描いた内容で、チラシには「体当たりで熱演」とある(撮影にあたってデ・ニーロは難病患者を訪れ、彼らの苦しさを理解する努力をしたとか)。奇妙な病気に冒された人たち。原因不明のため、医者もサジを投げる。新任の医者があらゆる手段を試み、見捨てられた患者たちに尽くす。ウィリアムズが医者、デ・ニーロが難病患者役を好演。人間の尊厳、愛、誠実さがテーマです。

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②『真実の瞬間』(Guilty by Suspicion)1991年

「<罪なき疑惑>が愛と友情を奪う」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、アネット・ベニング

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)1950年代のハリウッドで共産主義者が追放された話。いわゆる「赤狩り」を描いた映画。「ソ連の影響」を排除したい米政府。ハリウッドを目の敵に。共産主義的な考え方の人物(「赤」)を危険視し、「赤」と見なされた人は職と資産を奪われた。デ・ニーロは映画監督の役。仲間の密告により「赤」扱いされ、仕事と資産を失ってしまう。仕事に復帰するには別の誰かを「赤」として密告しなければならない・・・。デ・ニーロの演技に注目です。

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③『ケープ・フィアー』(Cape Fear)1991年

「罰するは我なり」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、ニック・ノルティ、ジェシカ・ラング

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)服役囚が弁護士を逆恨みするスリラー作。『恐怖の岬』(1962年)のリメイク。デ・ニーロが「ヤバい奴」を演じる。出所した凶暴な男(デ・ニーロ)。弁護士を恨んでストーカー行為。弁護士は探偵や荒っぽい連中を雇うが、ムダな努力。最後はボートで対決。弁護士役でニック・ノルティ、ラングはその妻、ジュリエット・ルイスはその娘役。元・囚人は凶暴だが、弁護士一家も何かとワケあり。対決の結末は?

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④『カジノ』(Casino)1995年

「ラスベガスの巨大なからくり」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、シャロン・ストーン、ジョー・ペシ

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(解説)カジノを支配する男が美女にホレる話。舞台は1973年ラスベガス。カジノを仕切るギャング上がりの男。チップ詐欺の女にホレて妻にするが、そのことが繁栄と破滅につながる。デ・ニーロがカジノの支配者、ストーンは「いい女」役。ベガスの街、人間関係に注目です。

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⑤『ザ・ファン』(The Fan)1996年

「スターをおびやかす最も恐ろしい存在」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、ウェズリー・スナイプス

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)熱心すぎる野球ファンが異常な行動をとるサスペンス作。デ・ニーロが野球ファン、スナイプス、ベニチオ・デルトロは野球界のスター役。異常な野球ファンがスターに失望。スターの子供をさらって選手に「ある要求」をする。その内容と結末は? 異常心理を描いた作品。残酷なシーンに要注意です。

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⑥『ウワサの真相 ワグ・ザ・ドッグ』(Wag the Dog)1997年

「バレちゃった」

Cast:ロバート・デニーロ、ダスティン・ホフマン

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(解説)やらかした大統領を助けるため「モミ消し屋」がマスコミと組むブラックコメディ。「Wag the Dog」とは? 「Wag 」=振る、振り動かす。しっぽが犬を振り回す。しっぽ=大統領、犬=国民。「大統領に国民が翻弄される」ということらしい。真相を隠そうとする人たちがメディアを使って目をそらす作戦。ズルい人たちが暗躍。アメリカで爆笑と興奮を呼んだ風刺的な映画です。

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⑦『大いなる遺産』(Great Expectations)1998年

「欲望が運命の扉をひらく」

Cast:イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロー、アン・バンクロフト、ロバート・デ・ニーロ

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)ある少年が「三人の人物」と巡り会い、人生が変わっていく話。ある若い男の「成功と挫折」を描いた内容。ホークが青年、パルトローは美人、デ・ニーロは囚人、バンクロフトは資産家役。役者の演技に注目です。

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⑧『RONIN』(Ronin)1998年

「謎のミッションに命を懸ける」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、ジャン・レノ

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)「仕事屋」が中身が不明のスーツケーツを奪おうとするサスペンスタッチのアクション作。デ・ニーロ&レノがカッコいいチラシ。銃撃戦、カーチェイス、決着戦。アクションが見せ場の映画。フランスが舞台(観光名所が出てきます)。しかしながら「謎」が多い映画。「ある仕事」のために集まった男たち(工作員の経験がある者など。しかし、正体不明の者も)。スーツケーツを奪う仕事(中身は?)。依頼人の女(ナターシャ・マケルホーン)は何者なのか? そういったことがよくわからないままストーリーが進む(「アイルランド紛争」に関係ありそう)。アレコレ想像しながら観る作品です。

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⑨『アナライズ・ミー』(Analyze This)1999年

「出会うはずもなかった別世界のふたり」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、ビリー・クリスタル

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(解説)ギャングのボスが悩みを精神科医に相談するコメディ作。クリスタルが精神科医、デ・ニーロはギャングのボスで「人騒がせな患者」。この二人の「妙な信頼関係」「表情」が笑いどころ。他にも「おもしろキャラ」が。ボスの側近役の太っちょ(ドジったり、マジな顔してボケたり)。「ギャングの世界」をコミカルに描いた映画。全米でロングランを記録した傑作です。

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⑩『ショウタイム』(Showtime)2002年

「ロス市警史上最悪の危険物」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、エディ・マーフィ

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)刑事と警官が捜査する姿をTVカメラが追うアクションコメディ。デ・ニーロがシラケた刑事、エディは目立ちたがり屋の警官役。視聴率低迷にあえぐTV局が性格が全く違う二人を主役に「警察ドキュメント」という企画をぶち上げる。改造銃を使う荒っぽい悪党を追う二人をTVカメラが追跡。キャラ、コメディ、派手なアクションといった見所をいっぱい詰め込んだ内容。「NGシーン」も楽しい。

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⑪『容疑者』(City by the sea)2002年

「刑事として、父としての究極の選択」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、フランシス・マクドーマンド、ジェームズ・フランコ

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(解説)刑事がある事件を捜査し、実の息子が容疑者として浮かび上がるシリアスドラマ作。デ・ニーロが刑事、ジェームズ・フランコ(『スパイダーマン』シリーズでおなじみ)はその息子役。ある事件が発生。現場に残された証拠から容疑者は刑事の息子。その結末は? 過去がある登場人物たち。不器用な人間が悩みながら生きる。その姿と刑事物を合体させた名作。変化する人・町が見せ場です。

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⑫『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』(Hide and Seek)2004年

「少女にしか見えないたった一人の遊び仲間・・・」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)少女が「空想の友達」と遊んでいるうちに・・・。楽しそうなタイトルの映画ですが、チラシには「超感動スリラー」。アカデミー賞俳優デ・ニーロ、美少女ダコタ・ファニングが父娘役で共演。かくれんぼして遊ぶ少女。相手は空想の友達「チャーリー」。少女が次第に異常な行動を取るように・・・。「チャーリー」に注目のサスペンス作。「結末は絶対に教えないでください」とのこと。「ラスト15分」に注目です。

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⑬『リミットレス』(Limitless)2011年

「脳を100%活性化させる新薬NZT48」

Cast:ブラッドリー・クーパー、ロバート・デ・ニーロ、アビー・コーニッシュ

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)サエない小説家が新薬で大成功を収める話。何やっても上手くいかない小説家。謎の新薬を試してみたら何やっても成功する勝ち組に。ところが、その薬を狙う者が現れる。ストーリー展開、特殊効果映像が見せ場。成功にはリスクがつきまとう。そういった教訓が描かれた映画です。

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⑭『グリフィン家のウエディングノート』(The Big Wedding)2013年

「なにかと複雑なグリフィン一家」

Cast:ロバート・デ・ニーロ、キャサリン・ハイグル、スーザン・サランドン、ロビン・ウィリアムズ、ダイアン・キートン

映画チラシ「ロバート・デ・ニーロ②」「映画資料ブログ」

(解説)「ワケあり一家」が結婚式の間だけ「完璧な家族」を演じようとするコミカル作。豪華な作りのチラシ。二枚分のサイズで両面カラー。キャスト&役どころが紹介されている有料パンフレット並の出来。映画の内容はコミカル。なにかと複雑な一家。結婚式が行われることになり取り繕うが、次から次へとボロが出て・・・。大物俳優が勢揃いした「キャラ&トラブル」の楽しいホームコメディです。

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