2023年12月4日月曜日

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

名作映画をちょっとした解説で紹介。『ピンク・パンサー』シリーズ、『別れの街角』『ゼンダ城の虜』『チャンス』『天才悪魔フー・マンチュー』。

①『ピンク・パンサー2』(The Return of the Pink Panther)1975年

「また盗まれた世界一のダイヤ」

Cast:ピーター・セラーズ、クリストファー・プラマー、カトリーヌ・シェル

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)パリ警視庁の警部が盗まれた宝石を追うコメディ。イラストがコミカルなチラシ(ドジなクルーゾー警部&アニメの「ピンクパンサー」)。「正月ロードショー」とある。コメディで楽しい新年を、という狙いだったんでしょうね。アメリカでも大ウケだったとか。タイトルは『ピンク・パンサー2』ですが、シリーズとしては三作目(ちょっとややこしい)。有名なあの曲、クルーゾーのドジっぷり、クルーゾーにイラつく人たち、おなじみ「ケイトー」、美女&怪盗。底抜けドジな娯楽作です。

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②『ピンク・パンサー3』(The Pink Panther Strikes Again)1976年

「クルーゾー警部抹殺大作戦!」

Cast:ピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、レスリー=アン・ダウン、バート・クウォーク

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)クルーゾー警部が元上司から命を狙われるコメディ。チラシには「ギャグもスケールも100倍」。内容がさらにパワーアップ、とのこと。とっても相性が悪いドレフュス主任とクルーゾー警部。ドレフュスのクルーゾーへの怨念は強まる一方。しかし、クルーゾーは何とも思っていない様子。ついにキレたドレフュスがクルーゾーの命を狙う。世界を脅迫するドレフュスにビビった世界各国が殺し屋を使ってクルーゾーを始末しようとする。どんなに襲われても死なないクルーゾー(世界一の強運の持ち主)。最後は城でドレフュスと対決。見所がいっぱいの娯楽作。ドジなシーン、レーザー兵器、政治家のソックリさん、美人エージェント。おなじみ「ケイトー」も出てます。

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③『ピンク・パンサー4』(Revenge of the Pink Panther)1978年

「花のパリからホンコンへ」

Cast:ピーター・セラーズ、ハーバート・ロム、バート・クウォーク、ダイアン・キャノン

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)犯罪組織がクルーゾーの命を狙うコメディ。クルーゾー得意の変装姿を描いたチラシ。今回は犯罪組織がクルーゾーを狙う(前回はドレフュス)。爆弾でも死なないクルーゾー(しぶとい奴)。「変装」が見せ場の映画ですが、ヘンなキャラもいっぱい(面白いのもあればそうでないのも)。香港でのロケーションによりオリエンタルな雰囲気。組織とクルーゾーの対決がメインですが、「あの人」も復活。相変わらずケイトーは「いらんことしい」な奴。音楽はヘンリー・マンシーニ。香港のシーンが特にオススメの娯楽作。ピーター・セラーズ最後の『ピンク・パンサー』です。


④『別れの街角』(The Optimists of Nine Elms)1973年

「幼い姉弟と落魄した老芸人の心あたたまる交流」

Cast:ピーター・セラーズ、ジョン・チェイフィー

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)孤独な姉弟と老芸人の出会いを描いたドラマ作。セラーズは「老芸人」役。子役の男女がカワイイ映画、とのこと。犬を欲しがる姉弟。しかし姉弟の両親はそれに反対。そして二人は・・・・。人生を描いた映画。「愛と感動の名作」らしい。日本版DVDが出てないのが残念。


⑤『ゼンダ城の虜』(The Prisoner of Zenda)1979年

「風雲急を告げるゼンダ城」「迷剣士ピーター・セラーズ」

Cast:ピーター・セラーズ、リン・フレデリック

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)皇太子と剣士が王位をめぐる陰謀に巻き込まれるコメディ。チラシには「セラーズがなぜか2人」「チャンバラ・コメディ」のコピー。セラーズが二役(ダメ皇太子&カッコいい剣士)。「王位をめぐる陰謀」がテーマ。「チャンバラ」というのがよくわかりませんが、ドタバタな内容かな? オーストリアでロケーション。美女も登場。音楽はヘンリー・マンシーニ。コレも日本版DVDは出てません(残念)。


⑥『チャンス』(Being There)1979年

「無邪気な庭師がのぼる権力への階段」

Cast:ピーター・セラーズ、シャーリー・マクレーン、メルヴィン・ダグラス

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)庭師が雇い主の死をキッカケに世間へ飛び出す話。チラシには「おかしなおかしなサクセスストーリー」とある。セラーズは教養のない庭師「チャンス」(世間知らずでTV好き)。「定見のない大統領」「疑り深い主治医」なんてのも登場。TVメディアを風刺した内容。キャラを楽しむ映画だと思われます。

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⑦『天才悪魔フー・マンチュー』(The Fiendish Plot of Dr. Fu Manchu)1980年

「笑いの新兵器、世界征服中!」

Cast:ピーター・セラーズ、ヘレン・ミレン、シド・シーザー、バート・クウォーク

映画チラシ「ピーター・セラーズ」「映画資料ブログ」

(解説)東洋の怪人が長寿を求めてダイヤモンドを手に入れるコメディ。セラーズの遺作で「芸の集大成」。変装が得意だったセラーズが「フー・マンチュー」なるキャラを演じる。マンチューは168歳だそうだ(何か妙な感じのキャラ。面白い映画なのかはわかりません)。共演は西川ヘレン、ではなくてヘレン・ミレン。「ケイトー」でおなじみのバート・クウォークも出てます(興味ありますか?)。VHSで昔リリースされました。DVDは出てないようです。

 

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