2023年12月19日火曜日

映画チラシ「007シリーズ:ティモシー・ダルトン他」「映画資料ブログ」

名作映画をちょっとした解説で紹介。『007 リビング・デイライツ』『007 消されたライセンス』『007 ゴールデンアイ』『007 カジノ・ロワイヤル』ほか。

①『007 リビング・デイライツ』(The Living Daylights)1987年

「KBGのスメーチエ・スピオーネン作戦」

Cast:ティモシー・ダルトン、マリアム・ダボ、ジェローン・クラッベ

映画チラシ「007シリーズ:ティモシー・ダルトン他」「映画資料ブログ」

(解説)英国諜報員の「ボンド」がソ連の内紛に巻き込まれるスパイ作。デザインがカッコいいチラシ(オープニングの「銃口」をイメージ)。「スメーチエ・スピオーネン作戦」とは「スパイ皆殺し作戦」のこと。新しい「ボンド」を演じるダルトン。ボンドのイメージにピッタリ、と評判。この作品からシリアスなアクション路線に。ボンドが東側から逃走するシーン、アフガンでの戦闘、ラストの決着戦。「ボンドガール」はマリアム・ダボ(口が半開きの美女)。悪役はジョー・ドン・ベイカー(なかなかの風格)。主題歌は「A-HA」が担当。「カッコいい新ボンド」に注目です。

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②『007 消されたライセンス』(Licence to Kill)1989年

「ボンドの身分は単なる市民となった」

Cast:ティモシー・ダルトン、キャリー・ローウェル、ロバート・デヴィ、ベニチオ・デル・トロ

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(解説)ボンドが親友の仇を討とうとするスパイ作。ボンドが「殺しのライセンス」を剥奪されてしまうシリアスな内容。私情で敵を追うボンド。それを阻止しようとする「M」からライセンスを剥奪され、孤立無援。ボンドを息子のように思う「Q」が密かにボンドをフォロー。悪役が目立つ作品。ロバート・デヴィ、ベニチオ・デル・トロ(人を見た目で判断してはいけませんが、なかなかの「悪党顔」。ボンドとの対決に注目)。謎のアジア人も登場(ケイリー=ヒロユキ・タガワ。『HACHI 約束の犬』でおなじみ)。コミカルな演出もあります(ヘンな宣教師、など)。派手な爆発シーンもある大作。「孤立したボンド vs. 大物犯罪者」に注目です。


③『007 ゴールデンアイ』(GoldenEye)1995年

「新しい敵、危機、そして新しい美女たち」

Cast:ピアース・ブロスナン、イザベラ・スコルプコ、ショーン・ビーン

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(解説)ボンドが謎の組織を追うスパイ作。デザインがカッコよすぎるチラシ(「両手に花」のブロスナン)。ブロスナンがアクション指向の「ニュー・ボンド」。「戦車のシーン」が有名(ド迫力の追跡シーン)。悪役はショーン・ビーン。「ボンド・カー」は「BMW」。「ボンドガール」は二人。主題歌はティナ・ターナー。


④『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(Tomorrow Never Dies)1997年

「メディアの力を凶器の様に利用し世界戦争を企む」

Cast:ピアース・ブロスナン、ジョナサン・プライス、ミシェール・ヨー

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(解説)ボンドが「メディアの帝王」と対決するスパイ作。ティモシー・ダルトン以来、アクション指向になった『007』シリーズ。相変わらずカッコいいブロスナンによるボンドの活躍に注目。ミシェール・ヨーのスタントも迫力。「ボンド・カー」は武器搭載の「BMW」。悪役は微妙。「メディア」で世界を操ろうとする男。この男よりも手下役のデカい白人が迫力。ユーモラスなシーンもあります(「Q」が登場するシーン、ほか)。


⑤『007 ワールド・イズ・ノット・イナフ』(The World Is Not Enough)1999年

「石油王の娘エレクトラ」

Cast:ピアース・ブロスナン、ソフィー・マルソー、デニス・リチャーズ

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(解説)ボンドが石油で儲けようとする連中を追うスパイ作。とってもカッコ悪いチラシ。カッコいいブロスナンがマヌケな姿に。この作品は微妙(スゴイようなスゴくないような)。利益のために核爆発を起こそうとする悪役。わざわざそんなことせんでも、と思うようなイカレた作戦を実行しようとする。ソフィー・マルソーの演技も微妙(「いい女」感を出そうとしている)。そしてマヌケな「拷問イス」(笑いを取りに行ってる?)。危機に見舞われるボンド(いつものことですけども)。ピンチを切り抜けるシーンに注目です。


⑥『007 ダイ・アナザー・デイ』(Die Another Day)2002年

「14カ月に及ぶ監禁」

Cast:ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー、トビー・スティーブンス

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(解説)ボンドが密輸ダイヤを追って、拘束されるスパイ作。両面カラーのチラシ。ブロスナン最後の「ボンド」。今回の敵は北朝鮮の男。密輸ダイヤを追うボンドだが、捕まってエラい目に遭わされる。さらにMI6からも「裏切り者」扱い。キャラと宇宙兵器に注目の映画。ボンド(拷問&逆襲)。米国の工作員役でハル・ベリー。不気味なスキンヘッド男&過去の経歴が怪しい実業家。北の将軍(「金さん」じゃないです)。マドンナ(カメオ出演&主題歌)。立ち位置が微妙な悪役も登場。ボンドが北で暴れるシーン、怪しい病院で暴れるシーン、宇宙兵器に追い込まれるシーン、飛行機内での決着戦。「透明ボンドカー」にも注目です。


⑦『007 カジノ・ロワイヤル』(Casino Royale / You Asked for It)2006年

「若きジェームズ・ボンドが<007>になるまでの物語」

Cast:ダニエル・クレイグ、エヴァ・グリーン、マッツ・ミケルセン、ジュディ・デンチ

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(解説)ボンドが「裏社会の資産運用係」と対決するスパイ作。クレイグ主演の新シリーズ第一弾。「ボンド」の新人時代を描いた内容。エージェントになったばかりのボンド。エネルギッシュな分、経験不足なところも。追跡シーン(迫力)、カジノのシーン(緊迫感)、「悪役 vs. ボンド」(暗い雰囲気)。CIAエージェントは黒人。ボンドの上司「M」はオバチャン。さらに、ワケありな女、物騒なヒットマン。激しいアクションがお好きな方にオススメ。


⑧『007 慰めの報酬』(Quantum of Solace)2008年

「シークレットエージェントの厳しい掟」

Cast:ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック

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(解説)ボンドがウソくさい活動家を追うスパイ作。『007 カジノ・ロワイヤル』の続編。世界各地でロケ(イギリス、イタリア、オーストリア)。今回の敵はスカした活動家(某国の軍人と密約して、何やら計画)。ボンドが今回もパワフルに敵を追う。ある出来事から次の敵が浮かび上がり、ボンドが謎の女と共闘。工場での戦闘シーンに注目です。


⑨『007 スカイフォール』(Skyfall)2012年

「MI6壊滅を目論む元エージェント」

Cast:ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、ハビエル・バルデム、レイフ・ファインズ、アルバート・フィニー

映画チラシ「007シリーズ:ティモシー・ダルトン他」「映画資料ブログ」

(解説)ボンドが元エージェントを追うスパイ作。「『007』シリーズ 50周年記念」。単なる「スパイ映画」を超えたシリーズ。シリアスだったり、ギャグっぽかったり。派手なアクション、楽しめるアイデア、個性的なキャラクター。「50周年記念」となる今回の敵はMI6を恨む元エージェント。MI6を知り尽くしている男であるため、ボンドにとっては「最強の敵」。「スカイフォール」とはボンドの故郷。そこで激しい戦闘が展開されます。そして次の『007 スペクター』で「全ての黒幕」が明らかに。


⑩『007 スペクター』(Spectre)2015年

Cast:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ヴァルツ

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(解説)ボンドが「謎の犯罪組織」の首領を追うスパイ作。ボンドを苦しめてきた悪役たちが所属する謎の組織。その黒幕が登場。そいつはボンドと深い関係がある男。派手なアクションが売り。クレイグ版でおなじみの「追跡シーン」、カーチェイス、列車での戦い。「ボンドカー」は高性能(「Q」が自慢するほど)。犯罪組織の会合のシーンにも注目。「謎の犯罪組織 vs. ボンド」の決着戦。ダニエル・クレイグの新シリーズ『007 カジノ・ロワイヤル』『007 慰めの報酬』『007 スカイフォール』『007 スペクター』は一連のストーリー。『007 カジノ・ロワイヤル』から順番に観ることをオススメします。

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