名作映画をちょっとした解説で紹介。『ツインズ』『トータル・リコール』『キンダガートン・コップ』『ラスト・アクション・ヒーロー』『トゥルーライズ』ほか。
①『ツインズ』（Twins）1988年
「10人分のパワーと20人分の頭脳を持った双子」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィート、ケリー・プレストン
（解説）全く似ていない双子が母を訪ねるコメディ作。デカいシュワルツェネッガー、ちっこいデヴィート。そんな二人が双子を演じる珍作。好対照な二人が双子役という「アイデア勝ち」の映画。シュワは優秀な弟、デヴィートは「残りカス」のダメ兄。そんな二人が恋をしたり、死んだはずの母に会いに行ったり、ヘンな悪党と戦ったり。見た目は全然違う双子ですが、同じクセを持っていたりする。珍シーン、コメディ、アクションの内容。感動的なシーンもあります。
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②『トータル・リコール』（Total Recall）1990年
「どこか懐しい未来」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、シャロン・ストーン、レイチェル・ティコティン
（解説）未来の世界、ある男が「火星旅行の夢」を買うアクション作。ちょいとややこしい映画（夢と現実を混同してしまう）。舞台は近未来。全てが管理された便利な世の中。しかし、そのことに倦怠感を覚える者も。シュワ演じる「ダグ」はそんな男。ある会社で「火星旅行の夢」を買う。しかし、リアル過ぎる「夢」に脳が混乱する。「未来の描写」に特に注目（自宅、道具、タクシー、など）。一番インパクトに残るシーンは「デカいオバハンの顔からシュワ」（チラシにも写真が載ってます）。ダグと一緒に火星旅行を楽しみましょう。
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③『キンダガートン・コップ』（Kindergarten Cop）1990年
「凶悪犯以上のパワーを持ったリトル・キッド」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、ペネロープ・アン・ミラー、パメラ・リード、リチャード・タイソン
（解説）刑事が幼稚園の先生になって凶悪犯の息子を捜すアクション＆コメディ映画。チラシには「シュワルツェネッガー 大いに困る」とある（困るじゃネッガー？）。ツッコミどころがいっぱいの内容。でもコレはコメディですから。シュワ演じる「鬼刑事キンブル」。凶悪犯の証拠を追って、田舎町へ。その町で幼稚園の先生になってしまう。ありえへん展開。何でわざわざ先生になる必要が？ でもコレはコメディですから。悪役「クリスプ」（リチャード・タイソン）は当たり前のように人を撃ったり殴ったりするような奴。クリスプのママは怖いオバハンで、息子の悪事の証拠を片づける役割。キンブルの相棒は女刑事「オハラ」。小学校の先生役でアン・ミラー。勇ましい刑事たちがクリスプ母子と対決するシーンに注目です。
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④『ラスト・アクション・ヒーロー』（Last Action Hero）1993年
「現実と虚構、ふたつの世界を股にかけてのノン・ストップ・アドベンチャー」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、オースティン・オブライエン、チャールズ・ダンス
（解説）映画のヒーローが現実世界に現れるファンタジー＆アクション映画。チラシには「映画ネタによる楽屋落ち」。スクリーンの中に入った少年が憧れの映画キャラ「スレイター」に会う。映画の悪役が現実世界に逃亡。スレイターが少年と現実世界へ。憧れのスターと交流する夢のような映画。映画の中では無敵のキャラが現実世界では頼りなかったりする演出が面白い。カメオ出演のスターたちにも注目。アナタだったらどのスターに会いたいですか？
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⑤『トゥルーライズ』（True Lies）1994年
「核テロリストと闘う政府の最高極秘機関オメガ・セクター」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェイミー・リー・カーティス、トム・アーノルド
（解説）秘密エージェントがテロリストを追うアクション作。チラシには迫力のシーンの写真。「ハードアクション＆笑い」の映画（マジメであり、ウケ狙いでもある内容）。シュワ演じる秘密エージェント「ハリー」。仕事の内容は家族にも内緒。カーティスはシュワの妻役。退屈な日常にウンザリするが、夫の仕事に巻き込まれる役どころ。核テロリストを追うハリー。馬で敵を追跡したり、戦闘機に乗って機銃を乱射したり、双眼鏡を握りつぶしたり。莫大な製作費で作られた巨編。大物チャールトン・ヘストンも出てます（何の役？）。笑いの演出が楽しい娯楽アクション作です。
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⑥『イレイザー』（Eraser）1996年
「あなたの過去をこの世から完全に消し去る」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・カーン、ヴァネッサ・ウィリアムズ
（解説）政府の特別情報局員が新型銃をめぐる陰謀に巻き込まれるアクション作。「イレイザー」とは「人の過去を消す任務に就く特別情報局員」。シュワ演じる特別情報局員。「狙われている人」を死んだことにして保護。そして証人になってもらい、悪党を追い込む役目。ヴァネッサはある企業の軍事機密を知って狙われる女。特別情報局員が彼女を保護し、新型銃で悪党と戦う。新型銃のド迫力が売り物の映画。それに陰謀話＆コミカルな演出が加味。大物ジェームス・コバーンにも注目です。
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⑦『ジングル・オール・ザ・ウェイ』（Jingle All the Way）1996年
「シュワちゃんを襲う災難の波状攻撃！」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、シンバッド、リタ・ウィルソン
（解説）パパが息子のクリスマスプレゼントを買いに町中を走り回るコメディ。ユーモラスなデザインのチラシ。「どうする、シュワ!」とある（全てのストーリーが書かれているネタバレ満載のチラシ。コメディだからいいのかも）。シュワ演じる忙しいビジネスマンのハワード。息子へのプレゼントを買い忘れ。そのプレゼントは大人気商品。今から買いに行っても入手不可。どうやって手に入れる？ 大男のシュワが子供のおもちゃのために町中を駆けずり回るシーンが笑い。同じようにプレゼントを買い忘れたマヌケな郵便屋。互いをライバル視して争う。いんちき商品を買わされそうになったり、人ん家に忍び込んで盗もうとしたり、パトロール警官とモメたり。何やってんだか、なシーン連発。ハワードは息子を喜ばせることができるのか？
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⑧『エンド・オブ・デイズ』（End of Days）1999年
「人類の未来を賭けた４日間におよぶ史上最大の決戦」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、ガブリエル・バーン、ロビン・タニー
（解説）サタンが次の1000年を支配しようと企むアクション＆スリラー巨編。「ミレニアム」がテーマ（「ミレニアム」とは「1000年を単位とした暦の数え方」）。1000年の終わりの日が近づき、サタンが次の1000年を支配しようと企む。人類の未来を担う女。その女をサタンから守ろうとする男。「人類 vs. サタン」。その行方は？
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⑨『シックス・デイ』（The Sixth Day）2000年
「あなたはふたりいる」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、トニー・ゴールドウィン、ロバート・デュヴァル
（解説）「もうひとりの自分」に自分の生活が乗っ取られてしまう話。科学が発達していく近未来が舞台。生き物の複製が可能に。ただし、人間の複製は法で禁止されている。ある男が自分にソックリな人間が現れて驚く。それを境に次々と事件が起こる・・・。クローンの映画。技術的には可能であるが倫理的にやってはならない人間クローン。ルール破りが多い世の中。自分のクローンが自分の家族など大事なものを乗っ取ることがあるかもしれない。ストーリー展開に注目です。
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⑩『コラテラル・ダメージ』（Collateral Damage）2002年
「国際テロに妻子を奪われた消防隊員」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、イライアス・コティーズ、フランチェスカ・ネリ
（解説）家族をテロリストに殺された消防士が復讐を誓うアクション作。「コラテラル・ダメージ」とは「目的のための犠牲」とのこと（「大きな目的のためにやったことで生じる巻き添え的な犠牲（は仕方がない）」という意味。この映画では悪役テロリストがその考えで大勢を巻き込もうとする）。シュワは消防士の役（珍しい。刑事でもなければ、軍人でもない）。テロの巻き添えで妻子を殺され、その仇を討つためコロンビア入り。消防士の戦いに注目。「シリアスな『コマンドー』」と言ってもいいかもしれない映画です。
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⑪『ラストスタンド』（The Last Stand）2013年
「たった５人の保安官チーム」
Cast：アーノルド・シュワルツェネッガー、フォレスト・ウィテカー
（解説）メキシコに逃走しようとする凶悪犯を保安官が阻止しようとするアクション作。二枚分の大きさのチラシ（しかも両面カラー）。のんびり暮らす田舎の保安官と仲間。突如現れた凶悪犯と対決。シチュエーションが面白い映画。凶悪犯は戦いに慣れた連中。保安官チームは未熟者が多い。しかも、武器は古いのしかない（圧倒的不利）。どんな結末になるか？
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