2023年12月8日金曜日

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

名作映画をちょっとした解説で紹介。『コナン・ザ・グレート』、『ターミネーター』シリーズ、『コマンドー』『ゴリラ』『プレデター』『バトルランナー』ほか。

①『コナン・ザ・グレート』(Conan the Barbarian)1982年

「復讐に燃えた若き戦士コナンの冒険」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、マコ岩松、ジェームズ・アール・ジョーンズ

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)コナンの過酷な生涯を描いたスペクタクル作。チラシには「怪奇とスペクタクル」「製作費70億円」のコピーとネタバレ満載のストーリー説明(映画を観てから読んだ方がいいかも)。古代が舞台。シュワ演じるコナン。子供の頃の悲劇。成長し、奴隷として労働&格闘。剣術を磨き、宿敵と対決。シュワの剣豪ぶりが見せ場の映画。アール・ジョーンズは悪役、マコはコナンをフォローする魔術師。さらに女盗賊、悪の手下、大蛇が登場。剣を使った戦い、特殊効果、キャラなど見所がいっぱいの壮大な映画です。

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②『キング・オブ・デストロイヤー コナンPART2』(Conan the Destroyer)1984年

「悪魔像<ダゴスの角>の秘密」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、マコ岩松、グレース・ジョーンズ、ウィルト・チェンバレン

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)「永遠の権力」を欲しがる女王がコナンに「ダゴスの角」の入手を依頼する話。コナンが再び冒険に出る続編。ダイナミックな作風で前作同様、剣術が見せ場。今回も個性的キャラが充実。スゴイ表情のグレース・ジョーンズ(後に『007/美しき獲物たち』に出演)、チェンバレンはNBAバスケの人。剣を使った戦い、特殊効果、キャラ。ド迫力なシーンに注目です。

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③『ターミネーター』(The Terminator)1984年

「新しいダーティヒーロー」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)人間型戦闘マシン「ターミネーター」がある女性を襲うアクション大作。記念すべき一作目。後にTVシリーズにもなりました。シュワは悪役「ターミネーター」(いつもは「正義のヒーロー」役。今回は「悪役」でイメチェン)。リンダ・ハミルトン演じる「サラ」は未来世界に大きな影響を与える女。マイケル・ビーンの「リース」は生身の体でサイボーグと戦う男。「ターミネーター」の能力(頑丈さ、視覚、武器の腕前)、未来世界の描写(マシンが人間を容赦なく攻撃)、サラとリースの出会い&愛。ド迫力シーン、タイムトラベルなど最後の最後まで目が離せない映画です。

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④『ターミネーター2』(Terminator 2: Judgment Day)1991年

「審判の日は、近づいてくる!」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン

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(解説)未来の世界からやってきた「新型ターミネーター」が少年を襲う話。「1994年」が舞台。前作から6年後に製作された続編。チラシにはストーリーが書かれていない。内容は公開まで極秘、とのこと(パクリを恐れる香港映画の世界みたいな秘密主義)。今回の悪役はシュワ、ではなくて「新型ターミネーター」。液体金属のロボットであるためどんなに撃たれても平気。無表情で標的を追うシーンが迫力。シュワは「旧型ターミネーター」で、体を張って少年を守る役どころ。ターミネーター同士の対決に注目です。

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⑤『ターミネーター3』(Terminator 3: Rise of the Machines)2003年

「運命は自分で創り上げるのだ」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、ニック・スタール、クレア・デインズ

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)未来の世界からやってきた「新型ターミネーター」が青年を襲う話。前作(パート2)と似た展開。アクション&コミカルな演出(ちょっと楽しい内容。結末はかなりシリアス)。今回の悪役は「女ターミネーター」(その戦闘能力に注目)。シュワは「旧型ターミネーター」。「悲惨な未来」を阻止したはずのコナーが再びターミネーターに襲撃される。未来は変わらなかったのだろうか?

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⑥『ターミネーター4』(Terminator Salvation)2009年

「どこで誰が、未来を変えたのか?」

Cast:クリスチャン・ベール、アントン・イェルチン、アーノルド・シュワルツェネッガー

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)「未来の世界」の戦闘を描いたハードアクション作。新シリーズ。前三作は「現在」が舞台。今回は「未来」の話。「人間 vs. スカイネット」。人間側のリーダーはジョン・コナー。カイル・リース、マーカスとの出会いで人生が変わっていく。「スカイネット」はターミネーター以外にも様々な戦闘ロボットを製造して人類を攻撃。「スカイネット」に潜入するコナー。戦いの結末は?

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⑦『コマンドー』(Commando)1985年

「3分間に1つ見せ場が炸裂!」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイ・ドーン・チョン、アリッサ・ミラノ

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(解説)元軍人がさらわれた娘を救出しようとするハードアクション作。チラシには「15大ウルトラ・アクション」とある(ウルトラ?)。かなり過激な内容。最後は一人で1000人の敵と対決。シュワ演じる「メイトリクス」。引退した軍人で、娘と静かな暮らし。娘がさらわれ、反撃開始。娘役はアリッサ・ミラノ(日本のCMにも出たほど人気があった)。悪役が充実(ズルい奴、シケた奴、巨漢、旅客機内で始末される奴、鉄パイプを食らう奴、戦闘シーンに出てくる「やられ役」の皆さん)。悪役のやられっぷりが凄すぎて逆にコミカルな雰囲気。アクション&コメディ(?)の傑作です。

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⑧『ゴリラ』(Raw Deal)1986年

「シカゴ最大の麻薬組織 壊滅作戦」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、キャスリン・ハロルド、サム・ワナメイカー

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(解説)警官がギャング組織に潜入し、壊滅させようとするハードボイルド作。『ゴリラ』というタイトル(ゴリラ? 何が「ゴリラ」なんだろう? まさか、シュワのこと? ゴリラ呼ばわりされてまっせ)。シュワのダンディな姿が見られる映画。シュワ演じる「左遷された元エリート捜査官」。エリートへのカムバックのため、危険な依頼を引き受ける。ギャング組織に潜入するプロセス、悪党たちとの交流、最後の決着戦。チラシには登場人物の人間関係図(わかりやすくてよくできている)。アクション、緊迫感が売り物の映画です。

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⑨『プレデター』(Predator)1987年

「人間の想像を絶するド外れた怪物」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、カール・ウェザース、ジェシー・ベンチュラ

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)化け物が地球人を狩るモンスターアクション作。「プレデター」とは「肉食獣」のこと。宇宙からやってきた「プレデター」がジャングルでコマンド部隊を襲う(「ターミネーター」っぽい「プレデター」の視覚にも注目)。まるでプロレスのような映画。「一人の強敵」に抵抗する人間たち(アンドレ・ザ・ジャイアントのバトルロイヤルのような雰囲気)。コマンド部隊のメンバーを演じる肉体派俳優の皆さん。シュワはリーダー、そしてジェシー・ベンチュラ(元レスラー)、ソニー・ランダム(『48時間』)。カール・ウェザース(『ロッキー』でおなじみ)はCIAエージェント役。化け物が使う武器にも注目です。

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⑩『バトルランナー』(The Running Man)1987年

「地軸を揺るがす世紀のマスル・バトル」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェシー・ベンチュラ

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)「人間狩りゲーム」に元警官が参加する近未来アクション作。チラシには「正月は俺に任せろ!」とある。シュワが皆のために「おせち料理」を作ってくれる映画、ではなくて、正月公開の格闘アクション作(引くようなシーンもある映画。正月からずいぶん過激な作品をやるんやな、といった感じ)。原作はスティーブン・キング。2025年、TV番組「ランニングマン」が国民的人気。それは「マラソン中継」ではなくて「人間狩りゲーム」。「ハンター」と呼ばれる連中がターゲットの人間を残酷に始末する姿を生中継。熱狂する視聴者たち。シュワはワナにかけられてゲームに参加させられる元警官の役。「ハンター vs. 元警官ら」の激しい戦い。(超イヤミな)番組司会者の男にも注目。「恐るべき未来」を描いた傑作です。

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⑪『レッドブル』(Red Heat)1988年

「<ソビエト>がたったひとりでやってきた。」

Cast:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジェームズ・ベルーシ、ピーター・ボイル

映画チラシ「アーノルド・シュワルツェネッガー①」「映画資料ブログ」

(解説)ソ連の警官がアメリカでグルジアの悪党を追うアクション作。デザインがカッコいいチラシ(二種類ある。どちらもカッコいい。ただし、意味がわからない内容説明も)。「赤の広場」でロケされた映画(当時は珍しかった)。シュワはソ連の警官役。悪党を追ってアメリカへ。ベルーシはシカゴのサエない刑事。よくしゃべる、妙にツイてない男。ボイルはシカゴ警察の署長。アメリカ警察の威厳を示す役どころ。悪役は人相悪すぎ(仕込み銃で誰でも撃つ凶暴な奴)。アメリカとソ連の違いを対比させたシーン、性格が違う警官の共同作戦、ド派手なアクションシーン。キャラ、アクションが売りの映画。コミカルなシーンもあります。日本語吹き替えで観るのがオススメです。

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